畜産飼料大手が養豚業に進出
[ 308字|2023.7.5|経済 (economy)|econoTREND ]
養鶏、養豚向け飼料大手ビタリッチの株主総会でロコ・サルミエント社長兼最高経営責任者が、養豚業に参入する計画を明らかにした。2024年上半期に子豚の生産を開始し、養豚業者に飼料と一緒に売り込む戦略という。同社は21年にも同様の事業に向けて準備していたが、アフリカ豚熱(ASF)が国内で一気に広がったため中断していた。しかし、農務省畜産局が6月にベトナムから入手したアフリカ豚熱用ワクチンの実地試験を行い成功。今後、食品医薬品庁への製品登録申請を経て60万回分のワクチンを輸入する予定で、これらの対策によりアフリカ豚熱感染も抑制できるとの見方が強まったことから、同社も養豚業への参入を再び推進する考え。(4日・スター)