中国組み立てエアバス機を受領 セブパシがリース機として初
[ 421字|2023.7.3|経済 (economy)|econoTREND ]
セブパシフィックが中国で組み立てられたエアバス機を大手航空機リース会社を通じて初めて受け入れる
国内格安航空大手セブパシフィックは6月30日、中国で組み立てられたエアバス機を大手航空機リース会社を通じて初めて受け入れる。中国・天津の工場で組み立てられたエアバスA320Neo新機で、ジェット機リース会社のクローバー・エアクラフト・リーシングから12年契約で手に入れる。セブパシは航空機62機体制で運行しているが、米エンジン製造会社プラット&ホイットニーが航空機のメンテナンスに必要な部品供給を行えない状況のため、4機が整備工場でエンジンのメンテナンス待ちをしているほか、別の5機も定期保守点検用の部品納入が滞っているため運行できない状況という。米エンジン会社の部品供給問題ではフィリピン航空含めて世界で160機を超える航空機に影響が出ている。セブパシフィックは最近、突然の運行キャンセルやオーバーブッキングなどの頻発で上院公聴会で批判されているが、その原因の一つはこの航空機整備が滞っていることもあるという。(30日・インクワイアラ―)