23年比インフレ率DBSが5.4%と予測
[ 304字|2023.5.30|経済 (economy)|econoTREND ]
シンガポールのDBSバンクはフィリピンの2023年のインフレ率予測を5.8%から5.4%に引き下げた。食品価格が徐々に下がり、エネルギー関連も安定するとみている。比中央銀行は18日、23年通年インフレ率予測を6.0%から5.5%に、24年も2.8~2.9%にそれぞれ引き下げた。23年1~4月期の平均インフレ率は7.9%と高止まりしているが、4月は6.6%に下がった。エルニーニョ現象の影響による食品やエネルギー価格の高騰の可能性も懸念されるものの、比中銀は年内に予定されている5回の金融政策決定会合では政策金利を変更しないとしており、下半期のインフレ率は安定して推移すると分析している。(28日・スター)