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4月25日のまにら新聞から

マニラ北港用地を36億ペソで売却 ルシオ・タン所有のPNB

[ 458字|2022.4.25|経済 (economy)|econoTREND ]

フィリピン・ナショナル・バンクがマニラ市トンドのマニラ北港センター経済区にある3万2000平米の用地と建物を売却するための公開入札を行った。

 フィリピン航空(PAL)やフォーチュンタバコなどを所有する実業家ルシオ・タン氏が経営する拡大商業銀行大手フィリピン・ナショナル・バンク(PNB)はこのほど、マニラ市トンドのマニラ北港センター経済区にある3万2000平方メートルの用地と建物を売却するための公開入札を19日に行った。この入札でエンリケ・ラソン氏が率いるインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシーズが36億8000万ペソを提示して落札した。PNBはまた、ラスピニャス市パンプローナにある2カ所の商業用地および建物も総額26億ペソでの売却を検討している。PNBは2021年にもパサイ市マカパガル通り沿いにあるPNBフィナンシャルセンターの土地・建物(10ヘクタール)やマカティ市にあるPNBマカティセンター、マカティ市ブエンディアとパセオデロハス通りの交差点にある8ヘクタールの用地などを資産・株式交換方式で売却するなど差し押さえ資産の売却を加速させており、昨年の同行の純利益は317億ペソと20年比で12倍まで急増している。(24日・スター)

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