PALホールディングス決算 昨年565億ペソの包括利益に
[ 329字|2022.4.11|経済 (economy)|econoTREND ]
PALホールディングスは比証券取引所に対して2021年決算報告を行い、564億9000万ペソの包括利益を計上した
経営再建中のフィリピン航空(PAL)の持株会社、PALホールディングスは比証券取引所に対して2021年決算報告を行い、564億9000万ペソの包括利益を計上し、20年の730億ペソの包括損失から黒字化に転じたことを明らかにした。連結総収入も587億ペソと20年比6.2%増加した。主に債務返済や債務免除益によって生じた収入が643億9000万ペソに達したことが決算に大きく影響した。また、貨物便事業が好調だったことや、航空機運用経費が484億ペソと前年比31%縮小するなど経費削減が進んだことも寄与した。一方、コロナ禍で航空機運用数が減少したことから、チケット予約売上が31億6000万ペソと前年の32億ペソから若干縮小している。(7日・マニラブレティン)