ヘンリー・シー氏ら送電会社に増資 120億ペソ以上投入へ
[ 328字|2022.4.8|経済 (economy)|econoTREND ]
サイナジーがNGCPの議決権なし優先株を総額122億4000万ペソ分引き受け
実業家ヘンリー・シー・ジュニア氏とロバート・コユイト氏が共同経営する上場エネルギー系持株会社のサイナジー・グリッド&ディベロップメント・フィリピンは6日、間接的に所有するフィリピン全国送電会社(NGCP)の議決権なし優先株を総額122億4000万ペソ分引き受けたことを明らかにした。この増資でサイナジー社によるNGCP株式の直接所有分は9.241%となった。一方、サイナジー社の傘下企業を通じた間接的持株比率は60%。増資分はNGCPの送電網整備や拡張事業に投入される見込み。NGCPは国内の電力需要がさらに拡大すると予想されることから、今後13年間で全国で211の増強事業に着手し、総額4400億ペソを投資すると約束している。(7日・インクワイアラー)