PNBの純益が前年比12倍 土地資産切り離しによる収入増
[ 383字|2022.3.18|経済 (economy)|econoTREND ]
拡大商銀中堅フィリピン・ナショナル・バンク(PNB)が2021年決算報告を行い、純利益が317億ペソだったと明らかにした。
拡大商銀中堅フィリピン・ナショナル・バンク(PNB)が2021年決算報告を行い、純利益が317億ペソだったと明らかにした。前年の26億ペソから12倍以上に拡大した。所有する土地資産を資産・株式交換方式で親会社のPNBホールディングスに売却した利益332億ペソを計上したことが要因。この売却益を除外しても、銀行部門の中核営業収入は401億ペソで前年比2%増とプラスの伸びを維持している。同行は昨年PNBホールディングスに対しPNB本社ビル(パサイ市マカパガル通り、10ヘクタール)と旧アライドバンクビル(マカティ市アヤラ通り)、音楽演奏家で実業家でもあるラモン・ハシント氏から抵当として差し押さえていた土地(8000平方メートル)などを売却したという。PNBは、フィリピン航空=経営再建中=の社主でもある実業家ルシオ・タン氏が所有している(17日・インクワイアラー)