22年経済成長率は6.8% 野村證券が上方修正
[ 267字|2022.2.15|経済 (economy)|econoTREND ]
野村證券はフィリピンの2022年国内総生産(GDP)伸び率予測をこれまでの6.5%から6.8%に上方修正した。21年第3、第4四半期が6.9%、7.7%といずれも予想以上の高い成長率だったことなどが要因。しかし、比政府が設定している22年の成長率目標は7.0〜9.0%で、予測値は目標に届いていない。また、比のオミクロン株による感染拡大は抑制されてきているものの、統一選に向けた選挙運動期間が始まったことで人の移動や接触が増えると予想され、再び感染拡大を引き起こし経済活動を鈍らせる恐れがあると同社は警告している。(14日・スター)