21年貿易赤字が3年ぶり高水準 貿易総額もコロナ禍前を超える
[ 438字|2022.1.28|経済 (economy)|econoTREND ]
比統計庁の27日発表によると、2021年の貿易総額が1924億ドルと前年実績比24.1%増加し、コロナ禍前の2019年度に記録した1825億ドルも超えたことが明らかとなった。貿易収支赤字幅も431億ドルと2018年に記録した435億ドル以来、3年ぶりの高水準だった。21年の輸出額が746億ドルと前年比14.5%増だったのに対し、輸入額が1178億ドルと同31.1%まで拡大し、貿易赤字幅が膨らんだ。昨年の輸入額の伸び率は開発予算調整委員会の目標だった30%を超えたものの、輸出額の伸び率は目標の16%を下回った。最大の輸入品目である電子部品は輸入額が317億ドルで前年比19.1%増だったのに対し、その組立構成品を含む電子部品・機器の輸出額は425億ドルと同11.9%増だった。昨年の輸入相手国トップは中国で268億ドルを輸入し、輸入額全体の22.7%を占めた。一方、輸出相手国トップは米国で輸出額は118億ドル、輸出全体の15.9%を占めた。(27日・インクワイアラー)