出版業界36億ペソ失う コロナ禍で業界収入半減
[ 277字|2021.6.14|経済 (economy)|econoTREND ]
著作権保護団体「フィリピナス・コピーライト・ライセンシング・ソサエティー」(FILCОLS)のブエナベントゥーラ事務局長によると、コロナ禍の影響で2020年における国内出版業界の総収入が19年の約60億ペソから36億ペソが失われ、24億ペソまで縮小した。昨年の出版業界はコロナ禍に加え、遠隔授業を行う教育省からの要請で家庭自習用の教材の製作・販売が増えたものの、教材開発には多大な負担が伴うため、収入増加に結び付けることが出来なかったという。同団体は著者と出版社から手数料を徴収して出版物の売上から印税などを著者らに配当している。(10日・ブレティン)