セメント輸入障壁措置 貿産省に引き上げ要求
[ 305字|2020.10.29|経済 (economy)|econoTREND ]
全国セメント製造業者組合(CeMAP)のペスタノ事務局長はロペス貿易産業相に書簡を提出し、一部の国や地域からの輸入セメント製品に課している緊急輸入制限措置(セーフガード)に基づくセメント袋1個あたりの関税額10ペソについて、11月22日から同9ペソに引き下げるとした同省命令を撤回し、12ペソに引き上げるよう求めた。同事務局長によると、セーフガード措置は昨年9月に発表され、19年下半期のセメント輸入は落ち込んだが、2020年1〜6月期は前年同期比14%増と拡大傾向にあるほか、国内のセメント業界の売上伸び率も減少に転じていることから、輸入制限措置をさらに強化する必要があるとしている。(26日・ブレティン)