雇用創出か失業増か議論 税制改革法案第2弾
[ 285字|2019.10.3|経済 (economy)|econoTREND ]
財務省のチュア次官はこのほど、税制改革法案第2弾に盛り込まれている法人税率を30%から1年ごとに1ポイントずつ下げ、最終的に20%へ引き下げる条項について、雇用主が獲得できる事業収益増加分の少なくとも50%分を雇用促進に投入すれば、雇用が新たに150万人分創出されると雇用拡大効果を強調する声明を出した。
先日の上院聴聞会では外国人商工会議所連合の代表者が、同法案第2弾に盛り込まれている税優遇措置の撤廃が実施されれば、エコゾーン進出企業などの撤退が相次ぎ、70万人分の雇用が失われると主張しており、同省と雇用主側の意見が鋭く対立している。(30日・スター電子版)