VAT税率引き下げ法案を財務長官が条件付き賛同
[ 311字|2018.2.7|経済 (economy)|econoTREND ]
ホンティベロス上院議員が付加価値税(VAT)税率を12%から8%まで引き下げる上院法案を提出したのを受けて、ドミンゲス財務長官はこのほど、VAT免税措置をすべて撤回するのであればVAT税率を7%まで引き下げることも可能との見解を示した。同長官によると、比のVAT税率は東南アジア諸国の間で最も高い水準にあるが、免税措置が広く適用されているため徴税効果が低い。比の国内総生産(GDP)に占める付加価値税収の割合は4.7%で、VAT税率が4.7%の隣国タイと同水準。比のVAT免税措置は80の国税局通達によって付与されており、免税措置がすべて撤回された場合、600億ペソの税収増が見込まれるという。(2日・ブレティン電子版)