ホテル客室不足が深刻 建設費の高騰も懸念
[ 330字|2017.11.16|経済 (economy)|econoTREND ]
業界団体の比ホテル所有者組合(PHOA)の会合でこのほど、フィリピンにおける観光客の需要に対するホテルの客室不足分が2016年度で7万3483室に達するなど深刻な状況にあることが報告された。比のホテル客室総数は、ベトナムよりも少ないという。また、比ではホテル建設費も高く、首都圏パラニャーケ市のマニラ湾埋立て地区に最近建設された最高級ホテル「コンラッドホテル」の建設費は60億ペソに達しており、比ネスレが通常、工場建設費用として投資する額(約50億ペソ)に比べても高い。
外国人観光客の支出額のうち平均30%はホテル代に充てられており、ホテル業界の総収入は比の国内総生産(GDP)の1.9%に相当。雇用総数も176万人に達する。(13日・ブレティン)