数値が大幅に相違。貿易統計の詳細調査へ
[ 301字|2017.11.15|経済 (economy)|econoTREND ]
関税局のラペニャ局長によると、中国から比へ輸出される貿易取引に関する比関税局と中国当局との間の貿易統計の数値が大幅に違っており、比への密輸や不正申告の可能性が強いため、比当局が詳細な調査に乗り出す。比中の貿易当局者同士の会合を開催するなど、実体的な調査を行う。また、これまで1カ月から数カ月かかっていた輸入審査手続きを5日間で完了するよう手続きの迅速化を徹底させ、不正申告の余地をなくす。ドミンゲス財務長官によると、比側の輸入業者の申告による輸入額と海外の輸出業者の申告による比への輸出額の相違は国内総生産(GDP)の2%に上っており、多額の関税収入が失われているという。(10日・インクワイアラー)