いすゞ、ジプニー車両近代化事業に参入へ
[ 374字|2017.10.2|経済 (economy)|econoTREND ]
いすゞ・フィリピン社はこのほど、同社のアジア仕様車として過去16年間にわたり市場に投入してきた人気モデル「クロスウィンド」のフィリピン販売を2018年に打ち切ることを明らかにした。同モデルが18年1月1日から比国内で実施される排ガス規制基準「ユーロ4」への対応が出来ないため。いすゞは今後、比政府が進めるジプニー車両近代化事業に参画し、都市部や山岳部などを走行し20人以上の乗客を収容できる小型トラックタイプの公共交通車両(PUV)の開発に着手する。現在、検討されている新型PUVは「ユーロ4」基準を満たした日本製の輸入エンジンを使用し、GPSやWiFi、自動現金徴収システムやスピードリミッターなどが装備されることが条件となっている。いすゞも自社製シャシーなどを提供するが、ボディーは地元の部品業者から調達するという。(9月29日・ブレティン)