日本からの直接投資が56%減
[ 292字|2017.8.11|経済 (economy)|econoTREND ]
日本貿易振興機構(JETRO)の最新データによると、今年1〜5月期における日本からフィリピンへの直接投資流入額が5憶6100万ドルと前年同期比56.6%減少したことが分かった。一方、同期における他の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国であるベトナムやタイ、シンガポールへの日本の直接投資額はいずれも拡大し、2ケタの伸びを示している。同機構によると、フィリピンへの日本人直接投資が減少した要因としては、ドゥテルテ政権による中国やロシアへの接近という政治的状況の変化や特別経済区(エコゾーン)進出企業に対する税優遇措置の見直しの検討などに対する懸念が挙げられるという。(8日・スター)