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[ 319字|2012.7.16|社会 (society)|econoTREND ]
野鳥を救う植林活動
ビサヤ地方セブ市の中心から車で約45分、景観保護地域「タブナン森林回廊」で毎年恒例の植林活動が始まった。先頃、民間企業、団体から約千人が参加して開かれた活動開始式では、植林は絶滅の危機にひんしているセブハナドリなど、野鳥の保護にもつながる、との報告があった。
タブナン森林回廊は面積2万8千ヘクタールで、回廊内の森と農場では、セブハナドリを含めて、少なくとも51種の野鳥が見つかっている。地元住民が「マヌト」と呼ぶセブハナドリは世界の10珍鳥、危機的な絶滅危惧種50鳥に入っている。
セブハチドリは大木に巣作りをし、ヤドリギの花の蜜をえさにする。1992年に再発見されるまで、絶滅したとみられていた。(14日、インクワイアラー)