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　４日午前、スキーマスクをした武装集団がコタバト州アンティパスの住民領地を襲撃、10歳の子供を殺害、複数の民家に火を放って逃走した。武装集団は先祖伝来の土地を明け渡して移住するよう住民に要求、応じなければ今後も襲撃を繰り返すと脅迫している。

　現場は10月17日にイタリア人のテントリオ神父が殺害された同州アラカンに近い。国家警察犯罪捜査隊と国家捜査局の合同捜査チームが捜査のために乗り込んできた直後だった。同神父は熱心な先祖伝来の地擁護者で、アンティパス、アラカンなどの土地に森林や鉱物資源開発を求めて外部からの侵略が進むのを強く懸念していた。同州警察本部と国軍が捜査員を派遣、武装集団を捜索している。（５日・スター）