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　米格付け会社ムーディーズはこのほど、国内携帯電話業界第２位でアヤラ財閥系のグローブ・テレコム社の外貨建てシニア無担保債務の格付けをＢａ３からＢａ２に引き上げた。ムーディーズは格付け決定に当たり、企業の債務不履行の危険性を分析する新たな手法を導入。今回の引き上げは、同社の筆頭株主であるシンガポール・テレコム社の高い信用力が反映されたとみられる。シンガポール・テレコム社の外貨建てシニア無担保債務の格付けはＡａ2。ムーディーズは政治的混乱による今後の財政運営への懸念を理由に、長期の外貨建てと自国通貨建ての比国債の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に変更したばかり。（15日・スター）