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[ 263字|2001.2.9|社会 (society)|econoTREND ]
□2000年末の国際収支が2億6,000万ドルの赤字見通し
国際通貨基金(IMF)は、2000年末のフィリピンの国際収支が2億6,000万ドルの赤字となる見通しを立てている。1999年度に記録した同収支の38億4,000万ドルの黒字に比べると、大幅な落ち込みとなるもよう。国際収支の落ち込みは、主に資本収支と財政収支の悪化が原因。資本収支では政情不安で投資の引き揚げが続き、昨年度の間接投資が1億5,000万ドルの出超となっている。また、中央銀行のドル準備高と限定した総外貨準備高の定義変更により、昨年の同準備高が115億ドルとなり、前年の117億ドルから減少したことにも起因している。