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中央銀行は、フィリピン・ナショナル・バンク（ＰＮＢ）に対して実施した150億ペソに上る緊急融資の返済期間を90日間延長する決定を下した。ＰＮＢは延長を正式に要請していないが、中銀は同行が当初の期限である来年１月４日までに完済するのは困難と判断、延長を認めた。ＰＮＢは、同行の筆頭株主であるルシオ・タン氏が株式の一部を政府に返還する、との報道が出た直後に預金の引き出しが殺到、保有現金が底を付く恐れが生じた。このため中銀は、フィリピン預金保険機構（ＰＤＩＣ）と合同で比金融史上最大級となった計250億ペソの緊急融資を行った。