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[ 298字|2000.3.28|社会 (society)|econoTREND ]
□政府、MCX鉄道建設で小渕基金活用
政府は、首都圏とカラバルソン地域を結ぶ高速通勤鉄道「MCX」の建設事業に小渕基金を活用すると発表した。このため、同事業は、民間に委託されず、政府主導で行われることになった。これは、主として、同基金が低金利(年率0.75%)、長期の返済期間(10年間の猶予後、40年)を打ち出しており、民間委託に比べ割安となるため。政府は、総額182億4,000万ペソの建設費の85%を同基金から借り入れる方針。残り15%は政府側が工面する。一方、同事業の受注に向けて政府と交渉を続けていたアヤラ・グループは、政府負担分15%を立て替えることによって、MCXの建設を除く運営・管理事業の請負契約を取り付けたい考え。