国内拡大商業銀行最大手のＢＤＯユニバンクは24日に比証券取引所に2024年度決算報告を行い、純益が820億ペソと23年比12％増加したと明らかにした。ＡＰセキュリティーズのアルフレッド・ガルシア調査責任者によると、この通年純益は同行だけでなく、フィリピンの国内企業としても過去最高だった。しかし、同行の親会社であるＳＭインベストメンツの決算発表が控えており、このＢＤＯの記録が破られる可能性があるという。同行によると、2024年度の純金利収入が1866億ペソと23年比８％増加したほか、貸付残高も３兆2000億ペソと同13％増加した。一方で、不良債権比率は1.83％と23年度の1.85％からさらに改善した。ＢＤＯは昨年に71支店を新たに開業、支店総数は1791支店となっている。（25日・インクワイアラ―）