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ハロハロ

2014/4/28 社会

 日本初の女性報道写真家として知られる笹本恒子さんの軌跡を紹介する写真展が神奈川県横浜市の日本新聞博物館で開かれている。25歳で写真家を志し、今年9月で100歳を迎えるが、現在も取材や執筆活動に飛び回っているという。会場には戦前から戦中、そして戦後の昭和、平成にかけての日本の歩みと、それぞれの時代に各界で活躍した人物写真など134点が4部門に分けられ展示されていた。

 戦前ではドイツ・ナチス党の青少年組織「ヒトラーユーゲント来日」「日独伊三国同盟婦人祝賀会」など緊迫した日米開戦前夜の写真。戦後に入ると、進駐軍兵士の姿や東京の銀座PX、労組の銀座デモ、60年安保闘争などが並ぶ。日劇で歌う笠置シズ子の写真説明では、動き回る姿を追い掛けた苦労話を紹介。反対に岡本太郎(画家)の場合は「ずっと無言で撮影に応じ、すべてポーズを(自分で)決めた」とあった。

 「明治生まれの女性たち」の部門では、宇野千代(小説家)、杉村春子(女優)、石垣綾子(評論家)ら28人が登場する。社会参加が難しかった時代に、各分野で活躍する女性の姿を後世に残そうと精力的に取り組んだ意欲作だという。「100歳展」の初日には同じ年代のジャーナリスト、むのたけじさんと記念対談し、ともに日本人の戦争記憶の風化を懸念し、秘密保護法や原発事故を批判した。衰えない、そのバイタリティーに感服。(富)

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