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２００８年８月に始まった国軍とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線（ＭＩＬＦ）の戦闘で、戦火を逃れた難民のほとんどが元の居住地に戻ったが、安全はまだ保障されていないと国際赤十字委員会（ＩＣＲＣ）が明らかにした。ＩＣＲＣ中部ミンダナオ支部は、このほど配布したニュースレターで、地元に戻った難民たちは、いつまた戦闘が起きるかという不安にさらされていると伝えた。
「武器所有の拡大などが難民たちを恐怖と不安に陥れている」と、ヒリオス同支部長は述べた。08年８月、和平交渉決裂で始まった中部ミンダナオ地域での戦闘は約50万人の住民を避難生活に追いやった。昨年７月以来、休戦協定が維持されているが、まだ不安定な状態という。（17日・インクワイアラー）
