Logo

15 日 マニラ

33°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,710

15 日 マニラ

33°C24°C
両替レート
¥10,000=P3,820
$100=P5,710

ハロハロ

2010/8/23 社会

「伝説の報道写真家」と言われている福島菊次郎さん(89)が今月14日、東京で講演会「遺言PART3」と写真展「日本の戦後を考える」を開いた。2007年と08年に次いで3回目の風変わりな遺言講演会というが、今回は自ら「最終回」と名付け、レンズを通して体験した戦後史を熱弁した。最新刊の「写らなかった戦後3 福島菊次郎遺言集 殺すな、殺されるな」の出版記念を兼ねた催しでもあった。

 長い間、通信社で仕事をしながら、実はこれまで福島さんという人物像や業績を全く知らなかった。マニラ新聞にいた元記者に誘われ講演会に参加したが、反戦・反差別運動にかける熱意と行動力は半端ではないと思った。2時間半に及ぶ講演で、生い立ちからカメラマンになった動機、多岐にわたる撮影現場での体験談などを淡々と話した。これまで刊行した写真集は10冊を超える。

   ◇

 展示された写真展のパネルは約60枚。「写真で見る戦争責任」「ある被爆者の記録」などテーマごとに整理され、約300点の作品が飾られた。天皇の戦争責任を問い続け、自衛隊違憲を信念とし、講演でも憲法9条と自衛隊存続の矛盾を熱っぽく訴えた。戦争責任を回避する「終戦」というあいまいな表現を嫌う。「敗戦」と呼ばず「終戦」と言う人とは口もききたくないと言い切った。(富)

おすすめ記事

偽情報時代の報道を議論 日ASEAN若手記者が比で

2025/3/15 社会 無料
無料

ルフィ一味の女逮捕 マカティ中心市街地で

2025/3/15 社会 有料
有料

連載・行雲流水 第122回 比日の歴史を考察⑦

2025/3/15 社会 有料
有料

ドゥテルテ氏が収監 アジア元首経験者初の出廷へ

2025/3/14 社会 無料
無料

次はデラロサ議員か ICC逮捕状

2025/3/14 社会 有料
有料

外国人61人が住宅地行進 セブ州

2025/3/14 社会 有料
有料