フィリピン人船員を世界各地に派遣している人材派遣業者はこのほど、船員教育をより充実させるためフィリピン船員向上協会(PSPC)を発足させた。全世界の船員21万人中、約2割はフィリピン人。最近、中国やミャンマー、インドネシア、ベトナムなどのアジア諸国や欧州から低賃金船員の派遣が急増、フィリピン人以外の船員に切り替える雇用主が増えているという。この状況に危機感を持った派遣業者らは、比人船員の質をさらに高めることが必要と判断、同協会を設立した。
econoTREND
2001/8/24
社会