政府が2001年度の財政赤字目標額を当初の550億ペソから、850億ペソへと上方修正したことに対し、投資家が懸念を抱いている。政府筋によると、政府が目指している「2004年までの財政均衡」の達成は困難と見て、投資減退が進むという。また、フィリピンの経済政策を監視している国際通貨基金(IMF)も今回の目標額修正を憂慮しているとみられ、エストラダ大統領とともに訪米中のパルド蔵相、ブエナベントゥーラ中銀総裁はワシントンでIMF幹部と会談し、方針転換について説明するもよう。
econoTREND
2000/7/29
社会