国内資本の製薬47社が加盟するフィリピン製薬会議所は、政府が医薬品を民間と並行して輸入し、低価格で販売することに反対している。並行輸入が過度の価格競争をもたらす結果、倒産に追い込まれる企業が出るというのが理由。政府は、医薬品の市販価格の引き下げを誘導するため、インドなどから安価な医薬品を輸入、民間に比べ24割安で販売する方針。これに対して、同会議所は、「政府は、価格引き下げを達成するためには、製品ではなく医薬品の原料を輸入すべきだ」と主張している。
econoTREND
2000/4/14
社会