パナイ島のイロイロ州イロイロ市とカピス州ロハス市を結ぶパナイ鉄道(全長117km)の修復事業に大幅な遅れが生じている。フィリピナス・ドラボ社が1998年に行った事業費や推定利用客数などに関する事前調査の結果を疑問視した事業主体の運輸通信省が、同社に対し再調査を命じたため。同社は列車の推定平均速度を時速80キロとするなど同省の予測をはるかに超える基準値を設定。その結果、事業見積費は政府が予算計上している30億ペソを数十億ペソ規模で上回った。
econoTREND
2000/2/29
社会