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櫻井孝宏が夏油傑の「猿め…」に言及 五条悟について中村悠一「逆算もあるのかな」

2025/3/23 日本エンタメ

芥見下々原作によるアニメ「呪術廻戦」のステージイベントが、東京・東京ビックサイトで開催された「AnimeJapan 2025」で本日3月23日に行われた。

芥見下々原作によるアニメ「呪術廻戦」のステージイベントが、東京・東京ビックサイトで開催された「AnimeJapan 2025」で本日3月23日に行われた。

左から榎木淳弥、中村悠一、櫻井孝宏、永瀬アンナ。
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ステージには、虎杖悠仁役の榎木淳弥、五条悟役の中村悠一、夏油傑役の櫻井孝宏、天内理子役の永瀬アンナが登壇。5月30日に公開が決定した「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」をメインにトークを繰り広げた。

永瀬アンナ

冒頭では「劇場で見たいあのシーン!」と題したコーナーを展開。事前にファンへのアンケートを実施し、そこで選ばれた「呪術廻戦 懐玉・玉折」の3つのシーンについて、映像を交えながらキャスト陣が紹介を行っていく。1つ目に選ばれたのは、普段は気丈に振る舞う天内が、夏油の前で本音を吐露する薨星宮でのシーン。事前のアンケートでは、「何回見ても泣けるシーン。劇場で観たら沁みそう」「天内の姿に胸が苦しくなった」との声が集まったという。永瀬はアフレコ時を振り返り、「このシーンは、演じるうえで一番緊張したシーンでした。前半の溌溂とした理子ちゃんの感じとは異なり、誰にも言えなかった心の深い部分を初めて誰かに語るシーンだったので、丁寧に演じようと思いました」と語った。

櫻井孝宏

2つ目には、夏油が悩み、追い詰められながら、シャワーを浴びて「猿め…」と言い放つ印象的なシーンが選ばれた。事前のアンケートでは、「高専の仲間たちと道を違え始めた瞬間のようで印象的」との意見があったとのこと。櫻井はこのシーンでの演技について、「彼は、自分の中の疑問や矛盾をいつから抱えていたのだろうかと思います。それがどんどんうず高く散り積もっていき、あの瞬間に決壊したのだろうと。周りの音が大きくなる中で、『猿め…』という最後のセリフは、できるだけ踏み止まり、最後にポロっと出てしまったような言い方にしました」と言及した。

中村悠一

3つ目には、五条が幼い頃の伏黒に、「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」と語りかけるシーンが登場。事前のアンケートでは、「映像の美しさに加えて、苦い青春の終わりを経ても未来を見つめる五条の孤独と強さとが感じられる」という感想があったのだそう。中村はこのときの五条について、「それまでは自分が強ければなんとでもなるという自信があったのだが、今回の出来事を通して、結局、自分の力だけでは無理だということがわかってきた。少しでも強い仲間が必要になってきたのですが、伏黒甚爾の言葉を受けて、ここに来ているのが面白いところです。1期から演じている中で、五条は本当に大事な戦いでは出てこないことが多いのだが、周りに対しての課題を与えている逆算もあるのかなと感じました」と所見を述べる。

「TVアニメ『呪術廻戦』AnimeJapan 2025 スペシャルステージ」の様子。

最新情報として、「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」の本予告を公開。映像内で、劇場用にアレンジされたキタニタツヤの「青のすみか(Acoustic ver.)」が流れると、会場からも大きな拍手が贈られた。初解禁となった本予告と、「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」の主題歌となる「青のすみか(Acoustic ver.)」についての感想を尋ねられると、中村は「(TVシリーズのオープニング主題歌「青のすみか」は)すばらしい楽曲で、短いシリーズの中で贅沢な曲の使い方をしていたので、今回のようにバージョンを変えて、劇場で多くの人に聴いて頂けるのはうれしい」とコメント。永瀬は、「収録では、天内と一緒にいる2人しか見たことがなかったので、『玉折』の2人がまるで別人のように感じました。劇場版総集編では一気に続けて物語を観られるのが楽しみです」と本予告を観た感想を伝えた。

榎木淳弥

最後の挨拶となり、榎木は「本予告を初めて観て、アコースティックバージョンの主題歌が効いているなと思いました。3人の青春の切なさが、より輝いて見えるのではと思います。よい音響と劇伴で、ぜひ楽しんでください」とコメント。中村は、「改めて観ることで新しい発見があると思います。先ほどの本予告も、もとがTVシリーズとは思えないほど素晴らしい映像で、自分自身も、いつかシリーズを通して劇場でもぜひ観てみたいと思っていました。改めて楽しんでいただけたら幸いです」と語りかける。

櫻井は「スクリーンの大きさだけでなく、音響の素晴らしさはご家庭では味わえないので。新しい仕様になっておりますので、楽しんでいただけたらと思います。今回改めて作品を観ましたが、色々と知っているがゆえに、夏油の『私たちは最強なんだ』というセリフがすごく切なく響きます。新しい面や気付かなかった体験を映画館でしてもらえたらと思います」とアピールし、永瀬は「この作品に関わることができて光栄です。収録の際に、黒井さんを演じる清水理沙さんにお会いしたときに『お守りします』と言われたことがとても印象に残っています。アニメを観てすごい作品だなと感じました。劇場版も、ぜひ楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。なお本日のイベントの模様は、ニコニコ生放送およびYouTubeのTOHO animationチャンネルで、3月30日23時59分までアーカイブ配信される。

「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」

2025年5月30日(金)公開

スタッフ

原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社 ジャンプ コミックス刊)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)  
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA

キャスト

五条悟:中村悠一
夏油傑:櫻井孝宏
家入硝子:遠藤綾
天内理子:永瀬アンナ
伏黒甚爾:子安武人

(c)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

提供元:コミックナタリー

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