国内有数の複合企業大手、サンミゲル・コーポレーションは2024年決算報告を行い、連結純益が367億ペソと23年比18%減少したことを明らかにした。外貨為替差損やセメント事業の不振が収益に影響したという。しかし、非経常的収支を除外した中核純益は523億ペソとなり、23年比で22%増加しているという。傘下の食品・飲料部門子会社のサンミゲル・フード&ビバレッジの売上が同6%増の4009億ペソに拡大し、純益が409億ペソと同7%増加した。発電部門子会社のサンミゲル・グローバルパワー・ホールディングスも収入が2051億ペソと同21%増加したほか、石油元売り最大手のペトロンも収入が8680億ペソと同8%増加した。さらに、サンミゲル・インフラストラクチャ―も収入が375億ペソと同7%増。しかし、イーグル・セメントやノーザン・セメントなどのセメント事業部門の総収入は製品価格の下落により349億ペソと同6%減少した。(17日・インクワイアラ―)
サンミゲル24年純益 18%減の367億ペソ
2025/3/19
経済
