国内高速道運営大手のメトロパシフィック・トールウエーズ(MPTC)のマヌエル・パギリナン会長は、同社の親会社であるメトロパシフィック・インベストメンツ(MPIC)が新たな投資家に対してMPTC持株の20%までを売却する交渉に入っていることを明らかにした。今後2カ月以内に交渉をまとめる見込み。売却益はMPTCが保有する債務返済に充てるとしている。パギリナン会長は今年初め、MPTCが今年中に新株を発行し、総額300億~500億ペソを調達する計画を明らかにしていた。MPICはこれまで、MPTCの99.9%株式を所有していたが、昨年暮れに日本の三井物産と海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)の合弁企業であるMit-Pacific社との間で、Mit-Pacific社所有のMPIC持株とMPTC株式との株式交換に応じ、持株比率を93.3%に若干減らしている。(14日・スター)
高速道運営大手 20%株式売却へ
2025/3/19
経済
