フィリピン国鉄のジョバンニ・ミランダ総裁によると、国鉄南方線のラグナ州カランバ駅からアルバイ州レガスピ駅までの鉄道区間の整備完了と全区間の運行再開が2026年までずれ込む見通し。当初は2025年中の運行再開を目指していた。橋梁や駅舎、軌道の再整備などに最低限必要な予算160億ペソがまだ支出されていないため、再整備事業が進んでいないという。昨年10月に台風クリスティーンの影響で南カマリネス州ラガイ町の橋梁が損壊するなど各地で台風被災などによる鉄道インフラの未整備が続いている。現在、ラグナ州からアルバイ州まで陸路で行くと15時間ほどかかるほか、ナガ空港がターボプロップ機しか利用できないため、首都圏からナガに飛行機で行く場合にもクラーク空港経由になるためナガ市へのアクセスが悪い状況となっており鉄道整備が急がれている。(17日・スター)
ラグナ~アルバイ区間 国鉄運転再開26年に
2025/3/18
経済
