実業家ルシオ・タン氏が所有する国内拡大商業銀行大手のフィリピン・ナショナル・バンク(PNB)が26日、2024年度決算を公表し、純益が212億ペソと23年比18%増加したことを明らかにした。昨年の貸付や投資活動が活発となり、高金利も後押ししたことから純金利収入が493億ペソと同11%拡大したことが純益の伸びにつながった。同行の自己資本利益率も10.39%と、23年の9.95%から0.44ポイント上昇した。昨年12月末時点の同行の総資産額は1兆3000億ペソとなり、前年比4%拡大した。同行のフロリド・カスエラ頭取は「当行のパフォーマンスは、我々の戦略的イニシアチブが大手銀行の中で有数のポジションを確保することができるけん引力を発揮していることを示している」と自信を示した。(26日・インクワイアラ―)
PNB2024年純益 18%増の212億ペソ
2025/2/28
経済
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