サウジアラビアの国営石油会社、アラムコはこのほど、フィリピンのコ一族が所有する国内石油元売り中堅のユニオイル・ペトロリウム・フィリピンの25%株式を買収した。買収額などは発表されていない。比当局の承認が得られれば契約が履行される。アラムコが比事業に参画するのは約20年ぶり。アラムコはユニオイルへの出資を通じて、アラムコ・ブランドや各種小売り商品、バルボリン・ブランドの潤滑油の販売・普及などに注力する計画とみられている。創設58周年を迎えるユニオイルは、国内に160店舗以上の給油所を運営しているほか、4カ所に燃料貯蔵ターミナルを設置している。アラムコは2008年に、それまで所有していた比ペトロンの40%株式を英国の投資ファンドであるアッシュモア・グループに5億5000万ドルで売却し、比事業から撤退していた。(21日・スター)
サウジのアラムコ ユニオイルに出資
2025/2/25
経済
