農務省畜産局(BAI)によると、2024年通年の食肉輸入量が145万トンで前年実績比20%増加した。豚肉と鶏肉の輸入量が拡大したためで、2022年に記録した136万トンを超えて過去最高となった。昨年の豚肉輸入量は23年比24%増の73万3729トンとなり、食肉輸入の過半数を占めた。次いで鶏肉輸入量が同10%増の47万2211トンとなり、食肉輸入全体の33%を占めている。また、牛肉は20万3898トンとなり、前年比40%増と大幅に拡大した。さらに、七面鳥の輸入量も1345トンと前年比倍増している。一方、水牛肉の輸入量は3万7795トンと同3%減少したほか、あひる肉も221トンと同27%減少した。羊肉は653トンと同10%減少している。昨年はアフリカ豚熱感染の広がりなどで国内での豚肉生産量が落ち込んだため、豚肉輸入が増えたことが食肉全体の輸入量拡大につながった。(23日・スター)
食肉輸入量20%増 24年に145万トン
2025/2/25
経済
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