「日刊まにら新聞」ウェブ

９日の大蔵省証券（ＴＢ）の入札で、各種ＴＢのレートが軒並み引き上げられた。指標銘柄である91日物ＴＢレートは先週に比べ0.083ポイント増の8.46％。91日物ＴＢレートは今年に入り下落を続けていたが、今回、初めて引き上げられた。そのため、市中貸出金利の上昇が予測される。そのほか、182日物は同0.156ポイント増の8.781％、364日物も同0.272ポイント増の9.417％とそれぞれ上昇した。８月のインフレ率の上昇が予測されていることと、同日の外国為替市場でペソが対ドルレートで１ドル＝39ペソ台に下落したことが引き上げにつながった。