女性だけの災害チーム
[ 298字|2016.3.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
災害の緊急対応のため、女性だけのチームがミンダナオ地方コタバト市で結成され、訓練を受けている。結成のきっかけとなったのは、2013年8月に起きた爆弾事件。道路わきに仕掛けられた爆弾の破裂で、8人が死亡した。当時、同市の行政官だったシンシア・サヤディさんも、爆発に巻きこまれ負傷した。
「一緒にいた親戚の男性に助けられたのだけど、私を抱きかかえて運ぶのは、ためらった」と、サヤディさんは振り返る。イスラム文化では、女性に触れることを禁じているから。サヤディさんは、この体験をもとに、女性チームの結成を提案。これが元になって、今回の災害対応チームの結成となったという。(9日・インクワイアラー)