コウモリ保護でヘリ禁止
[ 300字|2016.3.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
自然保護団体がビサヤ地方ボラカイ島上空での観光ヘリコプターの飛行禁止を呼び掛けている。洞窟に生息する絶滅が危惧されるコウモリの保護が目的で、地元保護グループの代表、ジュリア・ラービックさんによると、1986年には約1万5千匹確認されたコウモリは、2014年4月8日に行われた調査では2238匹まで激減している。
今年初めにボラカイ島での調査を行った英国の環境コンサルタントのチャンタル・ブラウンさんは、観光ヘリが夕暮れに洞窟の上空200メートル近くまで下降していたのを確認。夜間の餌探しに飛び出すため洞窟入口周辺に群がったコウモリには極度のストレスがかかると主張する。(10日・インクワイアラー)