回虫予防策に反発
[ 319字|2016.2.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方サンボアンガ市で、児童向けの回虫予防策の実施をめぐって、当局と両親たちの関係がぎくしゃくしている。
厚生省の西ミンダナオ事務所が1月27日、市内の予防策モデル校で、児童たちに予防薬を与えようとしたところ、対象の4225人のうち、両親が服用に応じたのは1009人に過ぎなかった。2割強にあたる児童しか服用に応じなかったのには、昨年の後遺症が尾を引いている。
市内全域の学校で昨年6月に行われた予防薬投与では、計6238人の児童が服用後、病院で診察を受ける騒ぎになったという。マヌエル・ダリペさんは「薬を飲んだ子供が病院へかつぎこまれた、という報道が流れてパニックになった」と振りかえった。(29日・インクワイアラー)