比版のアルカポネ
[ 330字|2015.12.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地域イロイロ市のラジオ局が11月19日に武装集団に襲撃された事件で、局建物に設置された監視カメラに犯人らの顔写真がはっきり残っているにもかかわらず、警察の捜査が進んでいない。
ラジオ局が薬物密売の批判キャンペーンを行っていたことから、襲撃されたとみられており、監視カメラを見ていた警備員が事件に対応したため、負傷者はなかった。
比麻薬取締局西ビサヤ事務所によると、監視カメラの分析で、襲撃したのは「オディクタ」と呼ばれる地元犯罪組織で、こん棒を手に殴り込みをかけているのは、終身刑を受け、その後、刑務所から脱走したボスのメルビン・オディクタ受刑囚という。市民らは、「(比の)アルカポネを早く捕まえろ」の声が上がっている。(1日・ブレティン)