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ミンダナオ地方ダバオ市は、新たに建設されるビルや商業施設などを対象に、ＲＣＳと名付けられた雨水の収集・再利用設備の設置を義務付けることを検討している。

　同市では２００９年に雨水再利用の市条例が成立しているが、実施の細則などが決まらず、実行されないままになっている。

　このためダバオ市技術局が関係部局と協力、今後建設されるビルのほか、商業や工場の施設の建築許可を市に提出する際の要件にＲＣＳの設置を加えるという。

　技術専門家は「ＲＣＳの設計はそんなに複雑なものではなく、屋根などから流れ落ちる水路を一本化し、コンテナーに貯水するための屋外装置をビルや工場に取り付ければいいだけだ」と説明している。　　

　（29日・ビジネスワールド）