バナナのデータベース化
[ 326字|2015.9.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市のダバオ港から積み出されるバナナについて、植物検疫局が輸出の状況などをデータベース化する動きが近く始まる。
ダバオを中心としたバナナ農園で生産するカベンディシュ種は甘味が強く、ミンダナオの主力農産物となっている。しかし、生産者が事前に交わした輸出契約とは別に業者に個別に販売するケースが出るなど混乱も起きていた。このため、農務省の傘下にある植物検疫局が出荷と輸出の実態を正確に把握しようと、収穫量や出荷量のほか輸出契約先などをデータベース化し、輸出検疫段階でチェックできるようにするという。
ダバオ港の植物検疫官は「データベース化はバナナ農園の品質管理にもつながる試みとなる」と話している。(2日・ビジネスワールド)