ダバオの禁漁解禁
[ 318字|2015.9.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市では9月1日、6月から8月末まで続いていたダバオ湾の禁漁が解禁となり、港には漁師たちの活気が戻っている。
同湾の禁漁は漁業海洋資源局(BFAR)が昨年初めて実施したもので、今回は2回目。33万8千ヘクタールという広大な海域を持つダバオ湾は、マグロの産卵地があることで知られており、産卵シーズンの乱獲を防ぐため3カ月禁漁が実施された。
BFARの出先事務所の所長によると、禁漁期間の違反では漁船1隻が摘発されただけという。「漁師にとって海に出れないのは苦しいが、遠洋に住む魚が産卵でダバオ湾に戻ってくる期間であり、成長して収穫するというごほうびがもらえる」と所長は話している。(1日・ビジネスワールド)