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　西部ビサヤ地域イロイロ州サンエンリケ町で、１万人の高校生や教師、住民らがキャンドルに一斉に灯をともす「平和を祈る夕べ」を２時間にわたって実施した。

　サンエンリケ町は、イロイロ市の北方約70キロに位置する。タイの平和団体が昨年提唱し、元陸軍の将軍を経験した町長がそれに乗ったかたちでキャンドルによる平和集会を開催した。

　キャンドル集会自体は昨年、イロイロ州オトン町で開かれており、このときは５６６８０人が一斉にキャンドルを灯し、ギネスの世界記録に登録された。サンエンリケの町長は「今回の私たちの『平和を祈る夕べ』は、ギネス記録の樹立を狙ったものではない」と語った。軍と警官千人が警備に当たった。（８月31日・インクワイアラー）