バナナ増税案に反対
[ 323字|2015.5.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピン特産のカベンディシュ・バナナの生産・輸出への増税法案が、議会に提出される雲行きになっており、フィリピン・バナナ生産輸出協会(PBGEA)から大反対の声が上がっている。
カベンディシュ・バナナの輸出は、2014年は11億4千万ドルと前年に比べ18%も拡大、フィリピン全体の農産輸出品でもココナツ油に次ぐ外貨獲得源となっている。
ミンダナオ地方のバナナ農園にとって、輸出は生活に直結する重要な収入源。しかも栽培業者は台風ヨランダの被害からやっと回復に持ち込んだところに、主要輸入国の中国やイランの経済が弱含みで影響が出ている。そこに増税法案が浮上、PBGEAはこれでは踏んだりけったりだと大反対している。(7日・インクワイアラー)