ビサヤの漁獲量回復へ
[ 326字|2015.4.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
東部ビサヤ地域のレイテ島タクロバン市にある漁業海洋資源局の出先機関によると、2015年の域内の漁獲量は約18万8千トンに達する見通しで、14年の13万7500トンから大幅に増加、大きな漁獲被害が出た台風ヨランダ襲来前の12年の水準まで回復する見込みになったという。
レイテ、サマール両島の漁業者らは台風で船や漁網を流され、ここ数年は「貧困者の中の貧困」と呼ばれるほど気の毒な境遇にあった。このため漁業海洋資源局は昨年、漁獲量の回復に力を入れ、漁業者1万4千人を対象に2億ペソを投じて沿岸の魚を増やす施策のほか漁船購入の支援などを強化した。
サマール島からはマグロを毎週3〜10トンほど輸出できるようになったという。(23日・ビジネスワールド)