和平推進をネットで訴え
[ 308字|2015.3.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方マギンダナオ州で1月25日に起きた大規模交戦で負傷した国家警察特殊部隊の警官が、このほど世界的なオンライン・ネットワークに投稿し、和平推進を訴えた。
安全上の理由から匿名にしたという投稿で、この警官は、44人の同僚を失い、自らも負傷した体験を紹介し「心と体の傷を生涯にわたり背負って生きてゆく」と語った。さらに同地方で育った子ども時代の体験や、先のサンボアンガ占拠事件にも触れ、住むところを失って逃げまどう民衆や、避難所で伝染病に倒れた避難民を挙げ内戦の悲惨をさらけ出した。
この投稿を読んだ読者は、この警官がバンサモロ基本法の成立を心から願っていることを知るだろう。(10日・ブレティン)